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2012年10月

2012年10月 1日 (月)

暴力と甘え

 (1) 「暴力」ときくと、まずは、なぐる・ける、といったものが思い浮かぶかと思いますが、なぐる・けるは暴力の手段です。では、暴力の目的は何でしょうか? 暴力の目的は、「痛い目にあいたくなかったら、黙っておれのいうことをきけ!」と、相手にこちらの言い分を認めさせることです。ひとことでいうと、「承認の一方的強要」です。ですから、この目的を達成するためなら、別になぐったりけったりしなくてもよくて、にらみをきかせるだけでもいいですし、咳払いひとつでも十分な効果がありえます。

 (2) 次に「甘え」です。わかりやすい例として、生まれてまもない赤ん坊をとりあげてみましょう。赤ん坊は、夜中3~4時間おきに起きては、母親に「おっぱいちょうだい!」「オムツ替えてちょうだい!」と、いわば激しく泣いて訴えます。赤ん坊の訴えは、ともかく一方的で、母親が眠かろうが、熱でふらふらしていようが、そんなことお構いなしです。ここにもまた「承認の一方的強要」が潜んでいます。

 (3) 一見すると、暴力と甘えはまるで違うものですが、その中身、あるいは本質は同じものです。となると、赤ん坊時代、すなわち人生の最初期は、暴力に満ち満ちた時期、すなわち病的な時期だ、ということです。

※ つづきはまた後日に。

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